パリねこちゃんのフランス留学

あこがれのパリにやってきたパリねこちゃんのフランス生活



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15.テルヌ広場 お花屋さん :: 2008/12/11(Thu)

<前回までのあらすじ>
http://parisneko.blog39.fc2.com/blog-entry-62.html
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気持ちよく晴れた朝、雀さんたちの呼びかけに目覚めたパリねこちゃんは、朝のお散歩をすることに決めました。 そして、ステュディオを出てすぐのテルヌ広場まで歩いてきたのです。
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朝の澄んだ空気の中で、パリねこちゃんはすんすんと鼻を鳴らしています。
好奇心がくすぐられると勝手に鼻が動いてしまうのです。


ギマ-ルがデザインした、メトロの入り口の向こうには木造のお花屋さんが垣間見えます。


“山小屋風のお花屋さんね。”
“正面に回ってみよう...。”

パリねこちゃんは好奇心に導かれるままに、お花屋さんの正面に回ってみました。



「あっ!」



テルヌ広場 お花やさん 9.jpg 550pix

“なんて、きれいなの!”

そこには、、があふれていました。

こんなに、たくさんの種類のお花が咲き乱れているのをパリねこちゃんは見たことがありませんでした。

言い尽くされた表現だけど、“花の都 パリ”という言葉が浮かびます。

そしてモノト-ンな街に、花の色はより一層際立って映えているのでした。



すると、店頭におかれているもみの木さんが話しかけてくるではないですか!


「そこの帽子をかぶった猫ちゃん、こんにちは。」

「あら、こんにちは。 もみの木さん。 わたしパリねこって言うのよ。」
「もみの木さんは、裸ん坊で寒くないの? パリねこは毛がたくさん生えているので暖かいのよ。」

「僕たちは、寒くないんだよ。 もっと寒いところから来たからね。 パリなんて暖かいもんだよ。」

「まあ、それは良かったわ。」

「僕たちはもうすぐ、どこかの家に行くんだよ。 そして、ノエルの衣装を身に纏うんだ。」

もみの木さんは少し誇らしげにいいました。


「あら、素敵ねぇ。 ・・・でも、故郷を離れて寂しくないの?」

「・・・・。」
「そりゃ、寂しいけど・・・どこにいても、それなりに僕ができることをしたいんだ。 だから、精一杯最後まで、人を楽しませるつもりだよ。」




「元気でね、もみの木さん。」

「パリねこちゃんも元気でね。」



パリねこちゃんは、献身的なもみの木さんの言葉にじ~~~んとしました。
気付かないところで、人の役に立っていたり心を照らすものの存在を知りました。


ほわ~ん。

暖かい気持ちで、足を踏み出します。
次の出会いに向けて、心が躍るのです。



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14.テルヌ広場 メトロのデザイン :: 2008/11/16(Sun)

ちゅん、ちゅん、ちゅん。
「パリねこちゃん、パリねこちゃん。 もう朝だよ。」


ちゅん、ちゅん、ちゅん。
「パリねこちゃんは朝寝坊さんだねぇ...。」


窓の外で雀さんたちがパリねこちゃんをからかっています。
ステュディオの屋根裏部屋生活にも慣れてきて、小さな窓に拡がるパリの風景も不思議な懐かしささえ覚えるようになりました。

「う~~~ん。 雀さんたちは早起きねぇ。 むにゃむにゃ。 パリねこはまだ眠いわよ。」 
連日のパリ観光でパリねこちゃんは歩きっぱなしで夜はクタクタです。
おかげでよく眠ります。


ちゅん、ちゅん、ちゅん。 
「パリねこちゃん、お天気がとってもいいよ。 こんな日は朝のお散歩が気持ちいいよ~。」
もう少し眠っていたい気分ですが、雀さんたちの誘いが魅惑的です。


重いまぶたをようやく開いて、ぐ~~~んと伸びをして起き出しました。

“さぁ、今日はどんな発見があるかしら?”

“パリの有名な観光名所もよいのだけど、雀さんの言う通り付近のお散歩をしてみようかしら?”

“フランス語の学校が始まってからでも市内見学の時間はたっぷりあるものねぇ。。。”


パリねこちゃんは早速身支度を整えて、朝ご飯も食べずに部屋を出ました。
軽くお散歩してから、近所の市場にでも寄ってできたてのクロワッサンを買ってみようと思ったのです。

「パリねこちゃん、行ってらっしゃ~い!」
後ろ手に雀さんたちが声をかけてくれました。



トントントン、、、

木造の階段を降りて、扉を開くとし-------んと冷たい空気がパリねこちゃんを迎えてくれました。

鼻につ~んとくる冷たさです。
吐く息も白く凍りそうです。


「・・・・。」


じ~んと冷たい空気は清涼でどこが気持ちよくすら感じます。
そんな中をテルヌ広場へ向かって歩きます。



テルヌ広場7

テルヌ広場には、緑の屋根、茶色い壁のお花屋さんがありました。
もみの木もそこここに並んでいます。

朝の薄い青い空に、テルヌ広場はよく映えていました。
まるで“おとぎの国”に迷い込んだみたいだとパリねこちゃんは思いました。
童話の中で目にしていたヨ-ロッパの山小屋のようです。

とっても小さな広場にはメトロの乗り場もありました。
エクト-ル・ギマ-ルがデザインしたア-ル・ヌ-ヴォ-調(19世紀末、新しい装飾美術)のメトロの入り口が大変印象的です。

そのくねくねした曲線は新しい巨大な植物を思わせます。
オスマン調の建物、木造の花屋さん、そしてメトロのいりぐち。
どれも個性を主張しているのに,不思議と調和している。


パリねこちゃんは、自分が寄せ植えの鉢の中にたっているようだと思いました。


“何だか不思議な場所に迷い込んだみたい・・・。”


そして、ゆっくりと歩き出しました。


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13.マダム・エッフェル :: 2008/10/17(Fri)

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前回までのあらすじ(よろしければ、カテゴリ“パリねこちゃんの絵日記”ご覧になってね。)

憧れのパリに来たパリねこちゃんは、語学学校が始まる前のノエルの数日間を観光しようと決めました。
凱旋門から途中休憩を入れてコンコルド広場へとくだりオベリスクの前で歴史に思いをはせるのでした。
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パリねこちゃんは、この日の観光の締めとしてエッフェル塔に向かうことに決めました。
パリのシンボルであるエッフェル塔を一目見たかったのです。

早速コンコルド駅から、メトロに乗りました。
メトロ駅Ecole militaireとLa motte piquet Grenelleの中間にあるChamps de mars 公園を目指します。

メトロ駅、Ecole militaireに着くと右手に広々としたシャン・ド・マルス公園、左手にエコ-ル・ミリテ-ルが見えます。

そして、しばらく歩くと・・・、

鉄の貴婦人“La tour Eiffel”の全容が見えてきました!


「んまぁぁぁ-----、なんて美しいのかしら!」

パリねこちゃんは、繊細さと上品さ、そしてしなやかな強さを兼ね備えたエッフェル塔にしばし我を忘れて見とれました。

「噂にたがわない建造物だわ。。。」

パリねこちゃんはガイドブックに目を落とします。
1889年の第四回パリ万国博覧会のために2年と2ヵ月かけて建てられ、建設当時は“パリの景観を壊す”と不評もあり、万博のあとに壊されようとしましたが、軍事の無線電波を送信することになり、国防上重要な建築物として残されたようです。

時代を先取りした建築、そしてどんなに時が流れても古びず、常に存在しつづけるような印象を与える建物だなとパリねこちゃんは思いました。

鉄なのに、繊細なレ-スでできているようです。
落ちついた錆色も大変上品で、周りの景観に溶け込んでいます。



パリねこちゃんがそんなことを考えていると、不意に冬空にそびえる貴婦人が身にまとうレ-スの裾をあげて軽く挨拶したように見えました。


エッフェル塔 着彩2


ぷるるるる・・・・。
“何かの見間違いかしら?”

頭を振り振りパリねこちゃんは青空を見上げます。

そして、憧れのパリに立っている喜びを“ひしっ”と感じるのでした。



パリねこちゃんの次の冒険を見守ってくださいな~...
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12. コンコルド広場のオベリスク :: 2008/08/19(Tue)

パリねこちゃんはPAULで暖を取ったので、体に再びエネルギ-がわいてきました。

「さて、次はコンコルド広場に向かいましょう。」
「行き当たりばったりの冒険も楽しいわね。」


シャンゼリゼ大通をしばらく歩くとコンコルド広場とオベリスクが見えてきました。



「・・・・・・・・・・」



「なんて、美しいの!」
おひげがぷるぷる震えます。


コンコルド広場 着彩
Place de la concorde


オベリスクはガイドブックの写真で見る印象より高く、均等のとれた美しい形です。
パリねこちゃんは広場全体を、そして天に真っ直ぐにそそり立つオベリスクを時がたつのも忘れて見とれました。

コンコルド=調和という名称に相応しく、ヨ-ロッパ調の建物の並ぶ広場に違和感なく全てが調和しています。

オベリスクは、エジプトからフランスへ贈られた物です。
元はエジプトのルクソ-ル神殿に対であったもので、片方は今でも神殿に残っているのだそうです。
それにしても花崗岩の一枚岩からこんな美しい形が人の手だけによって切り出せたものだと感心しました。
かかったであろう時間と労力を想うと気が遠くなります。
しかもオベリスクには表面に象形文字が書かれていて、エジプトの深い歴史の旅にいざなわれてしまいそうです。


忘れてならないのが、この広場で王妃マリ-・アントワネットが断頭台の露と消えたこと。
そんな血なまぐさい歴史も含みながら、コンコルド広場は、くもり空からさす晴れ間に光り輝いているように見えました。


・・・・ふと、アヌビス神や猫神、マリ-アントワネット王妃の息吹を感じたような気持ちになりました。

すんすんすん、すんすんすん。。。
パリねこちゃんは、軽く身震いすると、雲のすき間から差す光をまぶしげに見つめました。

“旅をするということは、現実と想像の間を行き来することなのね”
パリねこちゃんはつぶやいて、また歩き始めました。



あなたは、どんな旅をしたいですか? な~ん。。。
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11. PAULでひと休み 2 “Chocolat Chaud ” :: 2008/08/07(Thu)

パリねこちゃんは、PAULの店内に入りました。
芳しいパンの香りのする廊下を通り、奥のカフェ・コ-ナ-の一席に腰をかけました。

手先がしんと冷えています。
冷え切った体を早く暖めたいなと思いました。



店員さんが近づいてきました。

「Bonjour ! XXXXX 」
とても早口なので、何を言ってるのかわかりません。

パリねこちゃんは、マダム・グリに教わった通り、
「ボンジュ-ル、アン ショコラショウ、シルブプレ。」( Un chocolat chaud, S’il vous plait )
と注文しました。

なんとか通じたようです。


あたためられたカップとChocolat chaudの入ったポットが運ばれてきました。

「Bon appetit !」
「メルシ-」
熱々のショコラ・ショウをカップに注ぎます。
ほわ~ん
ゆるやかに湯気が立ち上ります。

ひとくち、ふたくち、飲んでみます。

“まるで、チョコレ-トをそのまま溶かしたような濃密な味だわ!”
パリねこちゃんは静かに感動しました。
ぐるるる~、ぐるるる~。

喜びのあまり、自然にノドがぐるぐるなります。

“マダム・グリの話していた通りね。”
じんわりとお腹に染み渡り、疲れがす-っと消えていくようです。

すると、ほんわり立ち昇る湯気の中にマダム・グリが浮かびあがりました。
paul chocolat chaud 3
「パリねこちゃん、フランスではどこに行っても必ず挨拶から始めるのよ。」
「例えお店の中でも、お互いにBonjourから始まるの。」
「習慣の違いがあったり、言葉ができないからといって恥ずかしがることないわ。」

「大事なのは、伝えようとする心よ。」

「そして、感謝の気持ちを感じたらメルシ-を忘れずにね。」


マダム・グリには渡仏前に数回、フランス語の付け焼刃的なレッスンをしてもらいました。
神秘的な緑の瞳に長い灰色の毛をもつ、マダム・グリは、
「眠くなってきたわ、そろそろお昼寝の時間ね~。」が口ぐせでした。

つい今しがたお昼寝からさめたばかりなのですが、とにかく
「眠らないと、お肌によくないのよ。」
と再び眠りに入るのです。

そのたびにレッスンが中断されてしまうのでした。

パリねこちゃんは、マダム・グリに“大人の女性”を感じていました。
人の意見や流行に流されない、初めて出会うタイプの女性だったのです。




ショコラ・ショウのおかげで体もだいぶ暖まりました。


「もう少し散歩しよう。」
パリねこちゃんは、飲み物の代金をテ-ブルに置いて立ち上がりました。

「メルシ-、オウ・ルボワ-」(Merci, Au revoir)
お店の人に向かって挨拶をすると、再び冬のパリの街を歩き出しました。


さあ、次はどんな発見があるかしら!? 応援いただけると嬉しいわ~。
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