12. コンコルド広場のオベリスク
パリねこちゃんはPAULで暖を取ったので、体に再びエネルギ−がわいてきました。

「さて、次はコンコルド広場に向かいましょう。」
「行き当たりばったりの冒険も楽しいわね。」


シャンゼリゼ大通をしばらく歩くとコンコルド広場とオベリスクが見えてきました。



「・・・・・・・・・・」



「なんて、美しいの!」
おひげがぷるぷる震えます。


コンコルド広場 着彩
Place de la concorde


オベリスクはガイドブックの写真で見る印象より高く、均等のとれた美しい形です。
パリねこちゃんは広場全体を、そして天に真っ直ぐにそそり立つオベリスクを時がたつのも忘れて見とれました。

コンコルド=調和という名称に相応しく、ヨ−ロッパ調の建物の並ぶ広場に違和感なく全てが調和しています。

オベリスクは、エジプトからフランスへ贈られた物です。
元はエジプトのルクソ−ル神殿に対であったもので、片方は今でも神殿に残っているのだそうです。
それにしても花崗岩の一枚岩からこんな美しい形が人の手だけによって切り出せたものだと感心しました。
かかったであろう時間と労力を想うと気が遠くなります。
しかもオベリスクには表面に象形文字が書かれていて、エジプトの深い歴史の旅にいざなわれてしまいそうです。


忘れてならないのが、この広場で王妃マリ−・アントワネットが断頭台の露と消えたこと。
そんな血なまぐさい歴史も含みながら、コンコルド広場は、くもり空からさす晴れ間に光り輝いているように見えました。


・・・・ふと、アヌビス神や猫神、マリ−アントワネット王妃の息吹を感じたような気持ちになりました。

すんすんすん、すんすんすん。。。
パリねこちゃんは、軽く身震いすると、雲のすき間から差す光をまぶしげに見つめました。

“旅をするということは、現実と想像の間を行き来することなのね”
パリねこちゃんはつぶやいて、また歩き始めました。



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[パリねこちゃんの絵日記

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Les bouquinistes
Bonjour, パリねこで〜す。

パリ・プラ−ジュに続きセ−ヌ川周辺の様子をお伝えします。

今回は、Pont neuf ポン・ヌフ周辺です。
ポン・ヌフとは新橋という意味です。
pont neuf
メトロ、ポン・ヌフ駅には“La monnaie(貨幣)”と記載してあります。
この近くに国立造幣局と貨幣博物館があるためです。
真中に見えるのは硬貨を作るために用いられた機械のようですね。
後ろの絵とともに一枚絵のようです。
メトロ内は、額縁からはみ出した昔の硬貨が天井に飛び出していて・・・楽しげ♪
改めて見ると、気づかなかった面白さがあります。




ポン・ヌフ(新橋)から眺める、アンリ4世の像と今は営業中止中のSAMARITAINEです。
samaritaine.jpg

SAMARITAINEはパリで一番古いデパ−トです。
数年前に、安全規定外のため工事をするという理由で閉鎖されて依頼、今も再開業のめどがたっていないようです。
当時、お店の前で抗議する従業員の姿をTVでみかけました。
工事にかこつけて店じまいをするのでは?との意見が的中したようです。

フランス語留学生活を始めた当時、この老舗デパ−トの屋上のカフェでよくお茶をしたものです。
夏の季節には屋外にパラソルが並び、パリの景観を一望に眺めることができる素敵なスポットでした。
少し懐かしく当時を振り返りました。



セ−ヌ川沿いに並ぶ、古本屋さん(Les bouquinistes )を少し冷やかしてみます。
Les bouquinistes 3
古本、ポスタ−、使用済みの絵葉書などが売られています

パリねこちゃん、パリねこちゃん、何を食べているの?

ペロ・ペロ・・・あら、見られちゃったわね。
フランボワ−ズのアイスを食べているのよ。 今日は暑いわね〜。
あら、このカ−ド素敵ねぇ・・・


一説によるとこのブッキニストには、まれに高価な古書・美術品(盗難品)がひっそりと売りに出されていることがあるそうです。
何も知らずに、そんな“掘り出し物”にあたっちゃうこともあるかも!?
セ−ヌ川沿いの散策は楽しいわね♪ すんすんすん。

Je vous souhaite d'un bon ete.
A tres bientot !!


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Posted by パリねこちゃん
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[パリねこちゃんの絵日記 番外編 La vie actuelle

thema:イラスト - genre:学問・文化・芸術


11. PAULでひと休み 2 “Chocolat Chaud ”
パリねこちゃんは、PAULの店内に入りました。
芳しいパンの香りのする廊下を通り、奥のカフェ・コ−ナ−の一席に腰をかけました。

手先がしんと冷えています。
冷え切った体を早く暖めたいなと思いました。



店員さんが近づいてきました。

「Bonjour ! XXXXX 」
とても早口なので、何を言ってるのかわかりません。

パリねこちゃんは、マダム・グリに教わった通り、
「ボンジュ−ル、アン ショコラショウ、シルブプレ。」( Un chocolat chaud, S’il vous plait )
と注文しました。

なんとか通じたようです。


あたためられたカップとChocolat chaudの入ったポットが運ばれてきました。

「Bon appetit !」
「メルシ−」
熱々のショコラ・ショウをカップに注ぎます。
ほわ〜ん
ゆるやかに湯気が立ち上ります。

ひとくち、ふたくち、飲んでみます。

“まるで、チョコレ−トをそのまま溶かしたような濃密な味だわ!”
パリねこちゃんは静かに感動しました。
ぐるるる〜、ぐるるる〜。

喜びのあまり、自然にノドがぐるぐるなります。

“マダム・グリの話していた通りね。”
じんわりとお腹に染み渡り、疲れがす-っと消えていくようです。

すると、ほんわり立ち昇る湯気の中にマダム・グリが浮かびあがりました。
paul chocolat chaud 3
「パリねこちゃん、フランスではどこに行っても必ず挨拶から始めるのよ。」
「例えお店の中でも、お互いにBonjourから始まるの。」
「習慣の違いがあったり、言葉ができないからといって恥ずかしがることないわ。」

「大事なのは、伝えようとする心よ。」

「そして、感謝の気持ちを感じたらメルシ−を忘れずにね。」


マダム・グリには渡仏前に数回、フランス語の付け焼刃的なレッスンをしてもらいました。
神秘的な緑の瞳に長い灰色の毛をもつ、マダム・グリは、
「眠くなってきたわ、そろそろお昼寝の時間ね〜。」が口ぐせでした。

つい今しがたお昼寝からさめたばかりなのですが、とにかく
「眠らないと、お肌によくないのよ。」
と再び眠りに入るのです。

そのたびにレッスンが中断されてしまうのでした。

パリねこちゃんは、マダム・グリに“大人の女性”を感じていました。
人の意見や流行に流されない、初めて出会うタイプの女性だったのです。




ショコラ・ショウのおかげで体もだいぶ暖まりました。


「もう少し散歩しよう。」
パリねこちゃんは、飲み物の代金をテ−ブルに置いて立ち上がりました。

「メルシ−、オウ・ルボワ−」(Merci, Au revoir)
お店の人に向かって挨拶をすると、再び冬のパリの街を歩き出しました。


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[パリねこちゃんの絵日記

thema:イラスト - genre:学問・文化・芸術


Paris Plages パリ・プラージュ
Bonjour, パリねこです。

ここのところ少し気温が下がったパリです。
先週は夏日が続きましたね。

b16 パリプラージュ
セーヌ川を行く舟

今年は二回ほど夏日の週がありました。
今からもまた暑くなるのかしら?
このまま秋に突入なんて嫌だわ。

ヨーロッパの夏の短さを実感しています。
昨年、一昨年と「夏が来なかった」感じがあるので、短い夏は貴重です。

b18 パリプラージュ
シテ島とポン・デ・アール (L'ile de Cite et le pont des arts )

バカンスに旅立たないパリねこはパリで何をしようかしら?
そうね・・・


パリ居残り組のために、パリ市が考えてくれた企画
その名も
パリ・プラージュ(Paris Plages )に行って見るかしら?
パリ・プラージュの説明については下の“おまけ”を開いてくださいね。

パラソルの下で、日ごろ読みたかった本を広げて日がな一日過ごすのよ。

すると、まどろみの中で波打つ音とこんな声が聞こえてくるわ・・・・

paris plages 3
パリねこちゃん、パリねこちゃん、 何を飲んでいるんだい?
美味しそうだねぇ。

あら、蟹さん、こんにちは。
ココナツジュースを飲んでいるのよ。
蟹さんは、どこから来たの?

僕は南の島から来たんだよ。
僕にも一口おくれよ。
今日も暑いね〜。



暑中お見舞い申し上げます。
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おまけですよ〜↓


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Posted by パリねこちゃん
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[パリねこちゃんの絵日記 番外編 La vie actuelle

thema:イラスト - genre:学問・文化・芸術


10. PAULでひと休み
パリねこちゃんは凱旋門の正面の舗道から、“世界一美しい通り”の称号をいただくシャンゼリゼ通りを眺めました。
遠くに見えるのはコンコルド広場です。



“さすがに、世界一美しい通りといわれるだけのことはあるわ”
“冬枯れの季節なのに、なんてロマンチックな通りなのかしら〜、街路樹も大きいわ〜。 木登りしたら、きっと降りてこれないわね。”

ノエルのデコレ−ションもより一層、ロマンチックな雰囲気を引き立てているようです。

パリねこちゃんは、コンコルド広場に向かってお散歩することに決めました。

通りは観光客でにぎわっています。



この通りには、有名ブランドのお店がたくさん並んでいて、パリねこちゃんには縁遠い世界とはいえ、それはそれでなかなか魅力的です。

ある有名店は、そのブランドをかたどった大きなバッグがすっぽりとお店を覆っていたり、あるいは布製の巨大なポスタ−が自己主張していたり、とにかく初めて見る世界は刺激的でひげがピンピン震えます。

“夢を売っているのね・・・”




そんなお散歩を楽しむうちに、パリねこちゃんは少し歩き疲れたのでカフェで一休みすることに決めました。
気温も低いので、少し暖も取りたいのです。




PAUL
paul 5
マダム・グリが薦めていたカフェです。
「パリねこちゃん、PAULのショコラ・ショ−(CHOCOLAT CHAUD)は濃厚でとっても美味しいわよ。 疲れたときは、あれを飲むと見る間に元気が沸くわよ。」



店頭には美味しそうなパンがいっぱい並んでいます。
みたこともない形のパンです。

お店の人のユニフォ−ムは昔のパン屋さん風でとても素朴で味があるなぁと、パリねこちゃんは思いました。

パリねこちゃんは、おずおずとお店の扉を開きました。



次回に続くわよ〜、応援いただけると嬉しいわ.......な〜ん。
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Posted by パリねこちゃん
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[パリねこちゃんの絵日記

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